胚移植時のお香

胚移植を行った場合、子宮の収縮がIVFの予後に悪影響を与えることがヨーロッパ生殖医学会で報告されています。


学名:Lavandula angustifolia、Lavandula offcinalis

科名:シソ科

◇香りの特徴

フローラルで優しい、洗練された香りです。

◇心に対するはたらき

怒りやいらだち、抑うつ、ストレスや不安などを和らげ、リラックスさせます。
また、不眠にも効果があります。

◇体に対するはたらき

痛みを和らげる作用があり、神経の興奮を静めリラックスさせる鎮静作用や抗痙攣作用、抗炎症作用などと一緒にさまざまな痛みに役立ちます。頭痛、偏頭痛、神経痛、また呼吸器系有益で、気管支炎、喘息、風邪、咽頭炎および咽喉の感染症のような障害に効き目があり、予防の効果もあります。

◇肌に対するはたらき

新しい細胞の成長を促すとともに、鎮静、緩和、皮脂分泌のバランスをとる効果を示す作用があるので、あらゆるタイプの肌に利用できます。やけどや日焼けのしすぎを治す力は有名ですが、その他にもにきび、湿疹、乾癬にも役立ちます。
また、フケやフケ毛、シラミの駆除にも利用できます。


















子宮の収縮頻度

Hum Reprod Jun;16(6):1115-9
子宮の弛緩状態が着床率を上昇する可能性もあるということで、当院では筋肉のこわばりをほぐすという効果のある芍薬甘草湯を4日間服用し、胚移植時にはラベンダーのお香をたいています。

子宮がピクピクと収縮している様子

hCG投与日から投与後7日間にかける子宮収縮の状態の変化
収縮は約4日間続きます。

芍薬
甘草

ボタン科(Paeoniaceae)のシャクヤクPaeonia lactiflora Pallas またはその他近縁植物の根

マメ科(Leguminosae)のGlycyrrhiza uralensis Fischer, Glycyrrhiza glabra Linne またはその他同属植物の根およびストロンで、ときには周皮を除く

芍薬甘草湯

『類聚方広義』(下)・本方に、「腹中攣急して痛む者を治す。」とあります。
また芍薬も甘草も共に緩急止痛の働きがあり、両者を合わせると作用が増強されます。

芍薬甘草湯は平滑筋の緊張をほぐす効果があり、子宮筋は平滑筋からできているので胚移植時の子宮収縮に対し、弛緩効果が期待されます。

芍薬甘草湯について